1. ブラウンエールって、どんな味?
ブラウンエールは、使用するホップによって、イングリッシュ・ブラウンエールとアメリカン・ブラウンエールという2つのスタイルに大別されます。
イングリッシュ・ブラウンエールは、ホップの香りと苦味が少なく、麦芽の風味が特徴的なブラウンのビールです。少しローストした麦芽を使用することから、カラメルやチョコレート風味を感じられます。アルコール度数が低めのものが多く、マイルドな飲み口のものが多いです。
アメリカン・ブラウンエールは、ホップの香りや苦味も強いのが特徴になります。
2. ブラウンエールの歴史(どこで造られ始めた?)
ブラウンエールは1927年に、イングランド北部にあるニューキャッスルという町で生まれたエールビールです。
イギリスのバートン・オン・トレントという町から誕生したペールエールに対抗するために造られたとも言われています。
ニューキャッスルはホップの産地であるケント州(イングランド南西部)から遠くに位置していたため、ホップを多く使うビールを造ろうとすると、輸送費が多くなってしまうという課題がありました。
そのため、ホップの使用量を減らし、またペールエールとの差別化を図るために、ホップの香りは抑えめにし、麦芽の甘みと風味を強調したブラウンエールが作られました。
3. ブラウンエールの作り方
ブラウンエールは上面発酵(エール)で作られます。麦芽にはローストしたカラメルモルトが使われています。